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教育目標・カリキュラム

 

教育目標

生物学と生物化学を基礎として生命現象を研究し、生命、生物資源、地球環境に関わる重要課題の解明にバイオテクノロジーを的確に活用できる人材の育成を目指しています。

教育プログラム編成方針(カリキュラム・ポリシー)

現代生物学とその応用であるバイオテクノロジーに関する教育を行います。生体分子・酵素・遺伝子・細胞の構造と機能に関する教育のほか、動植物・昆虫・微生物などの機能と応用に関する教育が中心となっています。さらに、地球環境と持続的人間生活との調和を図るために、さまざまな生命現象や行動などに関する専門教育にも力を入れています。 課程専門科目には中心となるコア科目群があり、細胞、生理、微生物、遺伝など主として生物の機能に対する理解を深める講義や、生物化学、分子生物学、細胞工学など主として生物構成分子の働きに対する理解を深める講義があります。  知識を定着させるための専門実験や演習は、2・3年次に集中的に設定し、さらに卒業研究の実践により、各自が研究者・技術者としての必須の素養を身につけることを目指します。

カリキュラム

特徴

徹底した少人数教育

1-3年次に開講される多くの実験・実習はハーフクラス(約25名)に対し、複数の大学院学生によるTeaching Assistant(実験助手)も加わり、丁寧な指導が行なわれています。

2年次からは、学術的な情報を英語で素早く修得出来るようにするため、1名の教員に対して10名程度の少人数クラスでの英語講読演習が開講されます。

3年次後期以降の研究室配属では、1学年1-3名程度の学生に対して1名の教員がきめ細やかに指導します。

基礎から応用まで、ミクロからマクロまで、さまざまな生物材料と幅広い教育

生物学は生物の仕組みや働きを明らかにするサイエンスです。生物学には特別な調べ方がありません。数学、統計学、化学、物理学、天文学、 地質学など他の多くの基礎科学の方法を学びます。「生物」についての知識も大事ですが、新しいことを知るには、他の基礎科学の方法を学ぶことが大切だから です。しっかりした「土台」をつくり、前に進みます。また、新しいことを広めるには論理的に説明する能力が必要です。国語や英語の勉強も忘れないようにします。

このような幅広い教育を行えるのは、応用生物学課程・専攻に関わる教員の出身大学・学部・キャリアーが非常に多様でユニークだからこそ可能となっています。

自ら挑戦する学生を応援する仕組み

「生涯に亘って学び続ける力、主体的に考える力を持った人材は、学生からみて受動的な教育の場では育成することが できない。従来のような知識の伝達・注入を中心とした授業から、教員と学生が意思疎通を図りつつ、一緒になって切磋琢磨し、相互に刺激を与えながら知的に 成長する場を創り、学生が主体的に問題を発見し解を見出していく能動的学修(アクティブ・ラーニング)への転換が必要である」(中央教育審議会の「質的転 換答申」)に対応した実験・演習を1年次後期、2年次後期にそれぞれ開講しています。

これらを履修した学生の中には、さらに自主的にThe International Genetically Engineered Machine Competition(iGEM:生物版ロボコン)やサイエンス・インカレに挑戦し、優秀な成績を収めています。

iGEMにおける実績

iGEMのリンク: http://igem.org/Main_Page

サイエンス・インカレにおける実績

  • 2014 書類審査通過・口頭発表(2名)うち1名 奨励表彰
  • 2015 書類審査通過・口頭発表(2名)

サイエンス・インカレのリンク: https://www.sinaps.or.jp/

ディプロマ・ポリシー(卒業・修了時の人物像)

  1. 生物(動物、植物、微生物)のしくみを理解している。
  2. 生物の構成要素(タンパク質、核酸、脂質、糖)を理解している。
  3. 生物の構造変化(発生と老化)や物質変化(代謝)を理解している。
  4. 様々な先端的バイオテクノロジー(遺伝子操作、細胞培養、顕微鏡等のナノテクノロジー)を修得している。
  5. 生命現象に関する新たな知見に対応し、応用できる能力を修得している。

資格等

所定の単位を修得し、本学を卒業すれば「教員免許状(中学校教諭一種免許状および高等学校教諭一種免許状(理科)」、「学芸員資格」、「自然再生士補資格」が得られます。

また、3年次前期までの成績が所定の規定に基づき、特に優秀と判断された場合、3年次に本学大学院を受験・合格すれば、4年次を経ないで大学院へと進学することも可能です。