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大学院博士前期課程科目「ヘルスサイエンス学特論I」の顕微鏡講習を集中講義にて開講しました。日時:8月9日(金)講義:午前10時開始、実習:午後1時半開始。教室:13号館4F多目的室。

日時:8月9日(金)講義:午前10時開始、実習:午後1時半開始。教室:13号館4F多目的室。蛍光顕微鏡、微分干渉顕微鏡、位相差顕微鏡から、最新の共焦点顕微鏡、超解像度顕微鏡の原理と使用法について講義しました。実習では、ショウジョウバエの分裂細胞、成虫筋肉、成虫脳のサンプルを上記顕微鏡で観察しました。本科目は昆虫先端研究推進拠点昆虫バイオメディカル部門が提供する「昆虫バイオメディカル特別教育プログラム」の必須科目です。

午前中は、蛍光顕微鏡、微分干渉顕微鏡、位相差顕微鏡から、最新の共焦点顕微鏡、超解像度顕微鏡(構造化照明法)の原理と使用法について講義しました。午後は、ショウジョウバエの分裂細胞、成虫筋肉、成虫脳のサンプルを、上記顕微鏡を用いて観察する実習をおこないました。本年度は、最新型共焦点レーザー顕微鏡(ニコンC2+ DUVB GaAsPディテクターユニット搭載)、高感度CCDカメラ搭載蛍光顕微鏡、ノマルスキー型微分干渉&位相差顕微鏡の3台(ニコンインステック様提供)を使用。履修生は3つの班に別れて、上記の顕微鏡を各自が使用、観察して画像取得。とくにC2+には高感度スペクトル検出器が搭載しており、微弱な蛍光シグナルも感度良く検出することができます。検出波長を変更しながら連続的にスペクトル画像を取得することにより、多重染色標本のスペクトルイメージングができます。より良い顕微鏡画像を取得するには顕微鏡の原理から使用法の正しい理解が必要です。顕微鏡イメージングの初心者のひとはこの講習会を技術向上の機会に利用してください。レポートの課題、締め切りは当日配布するテキストに書いてあります。

なお本科目は昆虫先端研究推進拠点の昆虫バイオメディカル部門が提供する昆虫バイオメディカル特別教育プログラムとして開講するものです。他専攻の大学院生も履修します。

図1共焦点

連絡先:井上喜博(昆虫バイオメディカル部門)
yhinoue@kit.ac.jp  内線7876