アリ防除由来成分によるハダニ防除剤開発につながる研究成果がExperimental and Applied Acarologyに掲載・公開されました。
2022.10.18
京都大学の生態情報開発学分野の矢野修一博士と、資源昆虫学研究室の小西麻結さん(2022.3月卒業)との共同研究ですすめてきた、ハダニ防除に貢献するアリ由来忌避物質の存在を証明した論文がExperimental and Applied Acarologyにアクセプトされ、公開されました。化学農薬によるハダニ防除剤とは一線を画し、薬剤抵抗性の発達を阻止しうる画期的な手法開発につながる研究です。京都大学では、プレスリリースを進めています。
Shuichi Yano, Mayu Konishi, Toshiharu Akino(2022)“Avoidance of ant chemical traces by spider mites and its interpretation”. Experimental and Applied Acarology Open Access Published:
2022.10.25
Experimental and Applied Acarologyに掲載されたアリ由来成分によるハダニ防除に関する研究論文(Shuichi Yano, Mayu Konishi, Toshiharu Akino(2022)“Avoidance of ant chemical traces by spider mites and its interpretation”. Open Access Published: )に基づいて、2022年10月21日に京都大学でプレスリリース取材が行われました。それに基づいて、各社から同論文の内容に関する発表が行われています。
(随時追加されます)
朝日新聞デジタル (asahi.com) ”アリの足跡は「出没注意」のしるし 厄介な害虫の移動を抑える効果?”
”世界初!農業害虫ハダニが“アリの足跡”を避けることを発見” 京都大学 テレビ朝日系(ANN)”
”害虫ハダニはアリの足跡が嫌い エコな農薬開発に光 京大など発表(毎日新聞)”
”ハダニにアリの足跡避ける習性 京大チーム発表「農薬開発に期待」” 中日新聞 Web (chunichi.co.jp)
”アリ足跡物質でハダニ駆逐? 農薬開発期待、京都大学チーム ” 日本経済新聞 (nikkei.com)
”ハダニはアリが大嫌い 京大などが研究発表” 読売テレビニュース (ytv.co.jp)
”ハダニはアリが大嫌い 京大などが研究発表” NNN ニュース (ntv.co.jp)
”世界初!農業害虫ハダニが “ アリの足跡 ” を避けることを発見 京都大学” khb 東日本放送 (khb-tv.co.jp)
https://www.cbfs.kit.ac.jp/research/antsvsspidermites/
https://www.cbfs.kit.ac.jp/news/press-antsvsspidermites/
(生物資源フィールド科学教育研究センターの同内容ページに飛びます)