ヨコヅナサシガメの産卵前行動に関する論文が Journal of Insect Behavior に掲載されました

　資源昆虫学研究分野では3代にわたって学生にヨコヅナサシガメの生活史戦略と配偶行動の解明に取り組んでもらってきました。
　今回はその一連の研究のうち、ヨコヅナサシガメの既交尾雌による産卵前行動として、産卵時卵に覆い被さるように分泌するワックス成分の原料として植物脂を積極的に採取し、それを体内にとりこむことを明らかにしたものです。同論文は、Journal of Insect Behaviorにアクセプト・公開されました。

”Intake of Plant Resin Through the Genitalia of Two Asian Assassin Bugs (Reduviidae: Harpactorinae: Harpactorini)”　Tatsunori Takeda, Daisuke Sakata, Yukihiro Nishikawa, Takafumi Mizuno & Toshiharu Akino. J Insect Behav (2020). https://doi.org/10.1007/s10905-020-09757-7