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染色体工学研究分野

教授 山口政光

Masamitsu Yamaguchi, Ph.D. Professor

HP

私たちの研究 室では、遺伝学や発生工学の手法を用いることが容易なショウジョウバエをモデル生物として用いて、遺伝子の複製と遺伝子の転写そして転写されたmRNAが 細胞質内に局在し、翻訳されていくまでのプロセスを含む遺伝子情報発現のしくみとその調節機構を研究しています。遺伝子は細胞の中で、様々なタンパク質と 複合体を作って、染色体と呼ばれる複雑な構造体を作っています。私たちはこの染色体構造の変化と遺伝子複製や遺伝子情報発現調節との関わりも研究していま す。またヒト遺伝子を導入したショウジョウバエ系統を樹立し、ヒト疾患のモデル動物として、疾患研究や治療薬のスクリーニング等の応用研究も行っていま す。

研究・教育

卒業研究や博士前期課程開始時に、各自独立した研究テーマを設定し、研究することにより、遺伝子工学技術、タンパク質精製技術等の 分子レベルから、培養 細胞レベル、さらに遺伝子導入ショウジョウバエの作製等、生物個体レベルまでの幅広い技術と知識を習得してもらいます。また研究室内での、プログレス報告 会、雑誌会(英文原著論文)、Molecular Biology of The Cell(英語版)の輪読会、ショウジョウバエ遺伝資源センターとのジョイントセミナー等に参加することにより、日本語および英語でのコミュニケーション 能力を身につけてもらいます。また日本分子生物学会、日本細胞生物学会などへの最低でも年1回の参加をサポートします。博士前期課程修了までに少なくとも 1報の英文原著論文の主著者としての発表をめざしてもらいます。博士後期課程では、 海外での国際学会への参加をサポートします。このように、当研究室では、国際舞台で活躍し、日本の生命科学の未来を切り開くことのできる研究者・研究技術 者(バイオテクノロジスト)を育成するための教育を提供します。

研究課題

  1. 複製及び転写制御の分子メカニズムの解明
  2. ショウジョウバエモデルを用いた遺伝性神経変性疾患の発症メカニズムの解明
  3. ストレス応答におけるエピジェネティック制御機構の役割
  4. mRNAの細胞内局在化の分子メカニズム及び生物学的意義の解明

業績

  1. Kyotani A., Azuma Y., Yamamoto I., Yoshida H., Mizuta I., Mizuno T., Nakagawa M., Tokuda T. and Yamaguchi M. (2016) Knockdown of the Drosophila FIG4 induces deficient locomotive behavior, shortening of motor neuron, axonal targeting aberration, reduction of life span and defects in eye development. Experimental Neurology 277, 86-95
  2. Shimaji K., Konishi T., Tanaka S., Yoshida H., Kato Y., Ohkawa Y., Sato T., Suyama M.., Kimura H, Yamaguchi M. (2015) Genomewide identification of target genes of histone methyltransferase dG9a during Drosophila embryogenesis. Genes Cells 20, 902-914
  3. Vo N, Horii T, Yanai H, Yoshida H, Yamaguchi M.  (2014) The Hippo pathway as a target of the Drosophila DRE/DREF transcriptional regulatory pathway. Scientific Reports 4,7196
  4. Shimamura M., Kyotani A., Azuma Y., Yoshida H., Binh Nguyen T., Mizuta I., Yoshida T., Mizuno T., Nakagawa M., Tokuda T. and Yamaguchi M. (2014) Genetic link between Cabeza, a Drosophila homologue of Fused in Sarcoma (FUS), and the EGFR signaling pathway. Expeimental Cell Research 326, 36-45
  5. Azuma Y., Tokuda T., Shimamura M., Kyotani A., Sasayama H., Yoshida T., Mizuta I., Mizuno T., Nakagawa M., Fujikake N., Ueyama M., Nagai Y., Yamaguchi M. (2014) Identification of ter94, Drosophila VCP, as a strong modulator of motor neuron degeneration induced by knockdown of Caz, Drosophila FUS. Human Molecular Genetics 23, 3467-3480

研究室

URL http://www.bio.kit.ac.jp/chromosome/INDEX.html
教授

山口政光

e-mail:myamaguc[ — at — ]kit.ac.jp

准教授

吉田英樹

e-mail:hyoshida[ — at — ]kit.ac.jp

Research gate: https://www.researchgate.net/profile/Hideki_Yoshida/reputation